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ポピュラー・サイエンス 225
食中毒の科学
−あなたを守る知識ワクチン−

大阪大学教授 医博 本田武司 著
四六判/160頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2000年10月
ISBN978-4-7853-8725-9 (旧ISBN4-7853-8725-4)

 O157や黄色ブドウ球菌,サルモネラ菌など,食中毒はなぜ一向に減らないのでしょうか.それぞれの菌の素顔を紹介しながら,体の中でどのようなことが起こっているのか,身近な食中毒事例を挙げて予防法とともにわかりやすく解説します.

【目 次】

『食中毒の科学』 カバー
1. プロローグ
 1.1 O157騒動の始まり
 1.2 バリ島、二四時間の旅
 1.3 あの事例のこと
 1.4 平成八年のO157 大流行

2. 食中毒はどのようにして起こるか
 2.1 食中毒原因菌はどこからくるか
 2.2 食中毒菌と戦う体のしくみ
 2.3 食中毒菌はどのようにして病気を起こすか

3. 食中毒原因菌一〇選
 3.1 ボツリヌス菌
 3.2 黄色ブドウ球菌
 3.3 セレウス菌
 3.4 サルモネラ属菌
 3.5 カンピロバクター
 3.6 腸炎ビブリオ
 3.7 ナグビブリオ
 3.8 腸管出血性大腸菌
 3.9 毒素原性大腸菌
 3.10 プレシオモナス シゲロイデス

4. 食中毒の原因となる様々な微生物
 4.1 食水媒介性腸管感染症
 4.2 コレラ
 4.3 腸チフス・パラチフス
 4.4 赤痢
 4.5 リステリア
 4.6 ウイルス、寄生虫・原虫による食中毒

5. 食中毒の現状を知ろう
 5.1 食中毒を定義する
 5.2 化学毒による食中毒:砒素中毒も
 5.3 自然毒による食中毒
 5.4 減らない食中毒・大型化する食中毒
 5.5 命を奪う食中毒
 5.6 増える食中毒・減る食中毒

6. 食中毒の症状から考えられること
 6.1 下痢はなぜ起こるか
 6.2 腹痛はなぜ起こるか
 6.3 嘔気・嘔吐はなぜ起こるか
 6.4 発熱はなぜ起こるか

7. 社会と食中毒
 7.1 国際化社会・ボーダレス化の波
 7.2 検疫−最後の砦−
 7.3 食生活の変化
 7.4 人口増加と食中毒

8. 食中毒事例をみんなで考えよう
 8.1 事例1
 8.2 事例2
 8.3 事例3
 8.4 事例4
 8.5 事例5

あとがき
参考文献
索引



         

自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.